ネット株の心理学 (MYCOM新書)
小幡 績

定価: ¥ 819
販売価格: ¥ 819
人気ランキング: 7417位
おすすめ度:

発売日: 2006-06
発売元: 毎日コミュニケーションズ
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投資スタイルがしっかりしてる本
旧バリュークリックの値動きにつれての投資家の心理を、きちんと分析している点は興味深い。また、デイトレーダの言い分ともいうべき「宵越しの株はもたない」のは安全だ、という主張もおもしろい。
ところで、○億円儲かりました、という本をよく見かけるが、それは単に運がよかった人が実力と錯覚しているとしか思えない。この本はデイトレーディングについて、首尾一貫した主張がある点がいいと思う。
毎日、1%の儲けをねらっていけばいい、というのもデイトレーディングをしたい人にとっては大きな心の支えだと思う。
投資のスタイルは人それぞれあっていいと思う。私自身はデイトレーディングはしないが、自分の投資スタイルを考える上で参考になった。
長期投資の否定?
一般によく言われている
「長期投資が投資の王道」「デイトレはギャンブル」などを一刀の元に切り捨てています
いわく「デイトレはリスクが最小」「長期投資は余計なリスクを抱え込む行為」
一見するとちょっと違うんでは?と思う内容ですが、本書を読むと長期間株を抱え込むことで
リスクもさらに抱え込むなど論理的にも納得できます。
また、IPO銘柄が高騰する理由などもなるほどなと了解できる内容です。
株取引の建て前的な常識を否定する本音の投機本
まず「デイトレーダー」は個人投資家にとって実はリスクの少ない投資と論じ、まだ上がるとみんなが思っているのがバブルだから、バブルには乗れと言う。そして、株の建前論的な常識を次々と否定していく。割安に放置されている優良企業の株を買うというのも、この情報社会のご時勢で割安に放置されているのは放置されている理由があるはずだし、将来値上がりする保証もない。企業研究といっても、機関投資家以上の情報や分析ができるわけもない。
筆者の言う、株取引がマーケティングというのはわかりやすい。買う前にまず売り方と売る相手を考える。誰がどういう理由で買って、株価が動くのか。自分が心理を読めるのは機関投資家なのか、個人投資家なのか、個人ならどんな人なのか。相手の心理を考えて、売り方を狙う。言うは易きの感もあるが、理にかなっている。ただ、いずれにせよ、狙いをつけた相手の行動を読み切るには、市場をかなり知っていなければいけないことは確か。