バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ
エドワード チャンセラー

定価: ¥ 2,520
販売価格: ¥ 2,520
人気ランキング: 34480位
おすすめ度:

発売日: 2000-04
発売元: 日経BP社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
題名通りの
バブルの歴史です。ヨーロッパのバブル、アメリカのバブル、
そして記憶に新しい日本のバブルについて書かれています。
この本を読んで個人投資家がインターネットを介して株の売買を行う
現在は、バブルではないか(少なくともアメリカでは)。
FRB議長だったグリーンスパン氏や現議長のバーナンキ氏が信奉して
いるノーベル経済学賞受賞者の故フリードマン氏の主張が紹介され
ているのですが、それに基づく政策って本当に正しいのか?
世界恐慌は再び現れないのかなど考えさせられました。
特に金融派生商品(デリバティブ商品)にはリスクを少なくするの
ではなく逆にリスクを拡大するものもあるのも知りました。
とかく、複雑怪奇な世界の金融状況、何かの拍子に崩れ去るのでは
ないかと不安にさせられた一冊です。
歴史は繰り返すが???
バブルの歴史は端から見れば、なんと滑稽に写ることだろう。高みの見物をしていれば、古来より飽くことなく同じ事を繰り返しているようにしか見えない。投機家、いわゆるスペキュレーターたちには、学習効果というものが無いのであろうか?
しかし人が一度、市場の側の人間になったとたんにこの状況は変わってくる。ポジションを抱えた瞬間に、彼は世界を自分の持玉を通してしか見れなくなるのだ。人は山を上り始めた瞬間に、自分が山のどの辺のを歩いているのか判らなくなる。
相場の流れに沿った売買をすることを順張りという。逆に流れに逆らうような売買の仕方を逆張りという。いつの世にも大儲けをするのは逆張りの方だが、流れに逆らい、自分を信じて逆張りができるトレーダーは決して多くは無い?!??だからこそバブルは発生し、はじけるのだ。
期待通りのイギリス人の好著
訳者あとがきに、「バブルと暴落の物語は、経済の歴史のなかでも、とりわけ面白い人間ドラマだと思う」とある。私は、この本を読んでただちに、「経済史」「証券史」「金融史」といったキーワードで本を探したほどだった。
経済、とくにマーケットについてのイギリス人たちの書き物はどうしてこう安心して読めるのだろう。やはり、「経済」といい「市場」といったところで、所詮は人間の営みなのである。その視点が、しっかりしているのだろう。日本のバブルに言及した章では、「おいしい生活」というCMコピーが引用されている。このコピーは本格的なバブル生成前だったが、日本人の大勢にとって「欲まみれ」を受け入れる準備が万端整っていたことを示す風俗史の一コマだった。ごく小さな一例だが、こうした挿話の使い方ひとつにも、著者が見るべきところを見ていたことがよくわかる。なお、著者には投資銀行勤務の経験もある。